【日経MJ掲載】共栄デザイン reconstruction lamp (リコンストラクションランプ)
reconstruction lampは工事現場などで見かける工業用クリップライトをリメイクして作られた
共栄デザインらしい照明器具です。
工業用ランプは通常柱や板などに固定して使用されています。
しかし、それだと自立してスタンドとして使うことは不可能。
そこで、共栄デザインのデザイナーである岡本さんは元々の工業用ランプを分解して、スタンドとして使えるように
鋳型を作り、クリップ部分を作りなおしてしまいました。
さらに、照明器具として空間に個性を持たせてくれるよう金メッキを施しました。それも細部のパーツまで!!!
そして出来上がったreconstruction lamp (リコンストラクションランプ)は原型のランプからは想像もできない
素晴らしいアート作品に生まれ変わりました。
スタンドランプとしても、クリップライトとして自由にお使い下さいませ。
<素材>
工業用クリップライト、金メッキ(24金)
<サイズ>
W130mm x D130mm x H360mm
<重量>
0.8kg
<デザイン:共栄design>

プロダクトデザイナー、サウンドプロデューサーである岡本光市氏により
2006年に設立されたデザインブランドです。
・exhibition"one week & three items"(sweden:スウェーデン)
・初の個展""two days & four products"(静岡県立美術館)など
プロダクトの作品を使ったインスタレーションを発表し、国内外の雑誌や
メディアの注目を集めました。
初めは海外で作品を発表していました。その中でdesignboom martなど
海外のデザインイベントに選出されました。
世界で認められているのが共栄デザインです。
初期の作品はライティングが多かったのですが、現在はより幅広い
デザインへと進化し続けています。
<インタビュー>

共栄デザインのデザイナー、岡本さんにインタビューしました♪
【Q1】共栄デザインのコンセプトをお教えください。
【A1】
シンプル、ミニマル、ユーモラスをコンセプトにしています。
必要最小限なアイデア、機能や素材に少し面白さがあるようなデザインを
心がけています。
【Q2】デザインをしていて苦労することはどんなことですか?
【A2】
素材や製造方法によってそれに合う製造元を探すのですが、
やはり実際に携っている職人さんだからこそ分かり得る、
技術的に不可能なことなどがあり、出来そうに見えたのにお蔵入りになったデザインもあります。
【Q3】デザインをしていて楽しいことや「よかったなぁ」と思うことはどんなことですか?
【A3】
結構いつも、なんですが・・。中でも、新しいデザインを生み出して、それをプロトタイプに形作っていく作業が
一番好きな時間です。
展示会やショップで、皆さんとお会いできるのも楽しみの一つです。
普段はアトリエでコツコツこなす作業が多いので、実際に生の声が聞ける機会は、次回作への意欲に繋がります。
【Q4】海外に発信し続けている共栄デザインですが、なぜ日本ではなく海外を選んだのですか?
【A4】
共栄デザインを設立する以前に、サウンド・プロデューサーとして活動しており、オランダやヨーロッパに
行く機会が多くありました。
その時にダッチ・デザインやアートに触れ、今の活動につながっています。
海外をより重視したわけではありませんが、結果的に比率でみると今までは展示会など海外が多いですね。
【Q5】海外と日本の違いはありますか?
もしあればいいところと悪いところ、その他どんなことでもいいので感じたことをお話し下さい。
【A5】
大陸で繋がっている国々と、島国である日本ではやはり大きく違うことが多々あります。
例えば展示会や輸送など、常に日本から海外の場合は飛行機か船に依存しなくてはならなく、
大陸間の移動よりはるかに労力がかかります。
隣国のイベントに「大荷物だからトラックをチャーターして来たよ〜!」と話す友人の話を聞いて、
「いいなぁ・・・」と。
最近ではインターネットによりネットワークがどんどん広がっていますし、ボーダーラインはあいまいに
なっているように思います。例えば、今日アップした画像が数時間で各国のブログで様々な言語で
紹介されるように、日増しに世界中と密接になっていきますが、やはり日本独自のカルチャーや
日本人特有の良い性質は自分の中に守っていたいと感じています。
【Q6】今後の展開をお教え下さい。
【A6】
2009年も随時新しいプロダクトを発表していきます。
その他に、デザイナー仲間との展示会や、企業とのコラボレーション・プロジェクト、また講演なども
予定されています。オリジナルのプロダクツ以外に、より視野を広げた展開をしていきたいと考えています。
【Q7】最後にFreeParkのお客様に一言お願いします。
【A7】
共栄デザインのプロダクトにご興味を頂き、また、この記事を読んで頂きありがとうございます!
私達の製品は使っていただく中で完成するモノも多く、是非手にとってご覧いただければ光栄です。
ますます面白い製品作りをしていきたいと考えております。
これからもよろしくお願い致します!
〜普段の作業風景と展示会準備風景〜
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