2021/04/01 14:07

自由が丘の小さな雑貨屋『FREEPARK』です。

今日はセンスの器を作っているhuge ceramics(ヒュージセラミックス)の

堀内大輔さんをご紹介いたします。




堀内さんの工房『huge ceramics』は長野県諏訪市にあります。

スキー場の見える静かな自然の中にたたずむようにひっそりと。


ウッドハウスのガレージを改造してつくられたアトリエには

堀内さんの歴史を感じることができました。


モトクロスの整備をしていたガレージには

堀内さんのお父様の若かりし頃のラリーレーサー時代の

写真が飾られていました。

その横には堀内さんのモトクロス時代の写真も。






さらに壁面にはたくさんの所狭しとゼッケンナンバーが

コラージュのように貼られていました。

さりげなく飾られていた子供の頃に作ったという時計が

異彩を放っていました。




堀内さんのデザインの原点は子供の頃からみていた

モトクロス雑誌の影響だそうです。

トミーゲレロが特集されていたり、ポップなカラーや

サイケデリックなデザインが紙面を飾っていたそうです。


堀内さんはアメリカで行われたダウンヒルの

ワールドカップ(アマチュアクラス)にも出ていました。

残念ながら英語が聞き取れず、入賞したにもかかわらず

入賞式にで出られなかったという苦い記憶もあります。


それをきっかけに堀内さんはアメリカ留学を決意しました。

サンフランシスコに自由な環境に刺激を受け、

モトクロスではなく、ストリートでBMXを満喫していました。

1年間の滞在のあと、一度帰国しバイトでお金をためては

再度渡米をしていました。

その頃に英会話とBMXを楽しみながらアメリカの文化から

新しいセンスのエッセンスが組み込まれていきました。


帰国した堀内さんは実家の中古車販売を手伝っていました。

あるとき美味しいシイタケに出会い、シイタケ栽培も始めました。

ところが震災の影響により原木が高騰してしまい、泣く泣く断念。

実家の中古車販売店が買収されたことをきっかけに

陶芸を再び始めることを決めました。


堀内さんはデザイン系の高校に通っていたため、

陶芸の基礎はもともと持っていました。

師匠に弟子入りをしたことはなかったため、

独学で技術を学び、素晴らしいセンスを表現していきます。


しかし始めの頃はバイトと掛け持ち作家でした。

輸入関係の書類を作るアルバイトを昼間やり、夜中まで陶芸。

一日中働き続けていいましたが、陶芸をやめることはありませんでした。


転機が訪れたのはバイト先の会社が成田に統合されることになったときでした。

好きな仕事ではあったのですが、辞めざる負えなくなってしまい、

堀内さんは陶芸作家1本でやっていく覚悟を決めました。


と言っても、堀内さん自身はとても温厚な方でどちらかというと癒し系。

感覚的なデザインセンスが素晴らしいのを納得する理由があります。


huge ceramicsというブランド名の由来です。

ceramicsとは陶芸という意味なので説明はいらないのですが、

なぜhugeなのかを伺ってみました。

すると「響きが好きだから」との回答が。

そんな堀内さんにセンスは素晴らしく、作られる器には魅力があります。

ファンが多いことにも納得の作品ばかりです。


huge。

それは広くどこまでも羽ばたいていくhuge ceramicsの作品を

意味しているのかもしれません。


モトクロス、BMXときて、

今、堀内さんはダウンヒルを楽しんでいます。

週末にはダウンヒルをしてからの作陶。

生活の中に好きなことを盛り込んでいるからこそ、

自由な発想で魅力ある作品を作り続けられるのだと

確信しました。




次回はhuge ceramicsの堀内さんの陶芸についてご紹介させていただきます。