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2021/06/12 17:00


今日は素敵なビーズアクセサリー作家

『inch" (インチインチ)』の越山さんが

お店に納品にいらしてくださいました。


BONBONシリーズの新色は

夏色のターコイズと

シックなブラウンゴールドです。






inch"の越山さんと出会ったのは

5年ほど前の展示会でした。


2020年12月に閉館してしまった

ホテルクラスカをご存知の方は

いらっしゃるかもしれません。


2003年にホテル「ニュー目黒」を

リノベーションし、開業しました。


1階にレストランやペットサロン、

2階にギャラリー&ショップ

3階にレンタルスタジオ

4階~7階にホテル

8階に多目的ギャラリーを構えていました。


この8階で開催された

『New Jewelry』という

合同ジュエリー展示会で

越山さんと出会いました。


会場には作家の越山さんと

お母様がいらっしゃいました。


作品の説明をしている

越山さんのそばで

そっと支えるような存在の

お母様からは娘を思う親心が

にじみ出ていてほっこりした

気持ちになったのを覚えております。







なぜ思い出したかというと、

越山さんと一緒にお店にお母様が

来て下さったからです。


笑顔の優しいお母様と再会でき

とても温かいい気持ちなりました。


お話を聞いていると、

お母様が陶芸作家であることを

教えてくださいました。


越山さんが子供の頃に

ビーズを始めたのもお母様の

編み物がきっかけだったそうです。


モノづくりをする母親と娘の

見えないつながりが

とても魅力的に感じられました。





inch"の作品の特長は

ビーズを編むところと

色合いにあります。


純粋な疑問として、

色の組み合わせはどこから来ているのか

という質問をしてみました。


「写真や風景の中で

好きだなぁという色の組み合わせを

とにかくたくさんストックしています。

写真を切り取ったりして、

自分の好きな色の組み合わせを

スクラップしているんです。


でもそのままの組み合わせを

ビーズに落とし込んでみても

上手くいかないことが多いです。

自分の中にゆっくりと時間をかけて

その色の組み合わせを馴染ませ、

それからビーズと向き合い

色を決めていきます」


そう話してくださいました。

糸で気に入った色の組み合わせが

あったとしても、

ビーズの色でもいい組み合わせに

なるかどうかはやってみないと

分からないそうです。


素材の持つ表情と

色が組み合わさることで

ひとつの色が出来ていると考えると

分かりやすいかもしれません。


糸の持つふんわりとした

光を吸い込む素材の白と

ガラスでできていて

光を反射させる丸い粒の

ビーズの白では

同じ『白』とは言えません。


作り手ならではの感覚でもあります。





糸とビーズを比べたのは

偶然ではございませんでした。


inch"のピアスやイヤリングは

国産のMIYUKIのビーズと

フランス製のBMCの木綿糸から

ビーズを編んで作られています。


MIYUKIのビーズは

TOHOのビーズと比べて

小ぶりで穴が小さいので

越山さんは好んで使われています。


ビーズの色は五万とあると

思ってしまうのですが、

実は微妙な違いで自分の好きな

色がないこともあるそうです。


そんなときは別注をするそうです。

1色1Kg~だそうです。

既にある色であれば100g単位で

購入することができるので

雲泥の差になりますね。


それでも作家として

納得の色で作品を作りたいという

気持ちはすごくよく分かります。


色の話でもうひとつ。

ビーズは国内向けと海外向けで

別々の色で作られているそうです。


日本人好みのビーズと

外国人好みのビーズが

違うようですが、

越山さん曰く、輸入用の色にも

いい色があるそうです。


その色が今回の新色の

ターコイズと

ブラウンゴールドでした。





ビーズと同じように

糸にもこだわりがあります。


inch"は木綿糸に

こだわっています。


それは出来上がりが

柔らかく仕上がることと

洗濯をすることが出来るからです。


ビーズの人形等をイメージすると

しっかりと固定されて硬いのですが、

inch"は手で触るとすぐに

その柔らかさを感じることが出来ます。


長くご使用いただくためには

洗えることも大切です。

木綿糸なので、汚れが気になるときは

安心して洗ってくださいませ。


しかし越山さんが

気に入って使っている糸が

なんと廃盤になってしまうと

おっしゃっておりました。


一般的なミシン糸の18番~20番ほどの

細さの糸なのですが、

メーカ―としてはこれより細いものが

たくさんあるから、この品番は無くそうと

決めてしまったそうです。


越山さんの通っている日本橋の

糸屋さんから電話があり、

驚いたそうです。


しかし、

実際にはこの糸を買っていたのは

越山さんともう一人しか

いなかったそうです。


手を使い、

長い年月をかけて

ひとつのものを作り続けている

本人にしか分からない

微妙なサイズでした。


越山さんはとにかく今買える糸を

たくさん買ったとおっしゃって

いましたが、いつかは無くなってしまいます。


どうかそれまでに

よりいい糸が見つかるのを

願うばかりです。





inch"の作品は

限られたお店でしか見ることが

出来ません。


公式オンラインストア

・FREEPARK

・神戸のハンドメイドショップ

・神保町のお店


ピアスやイヤリングの

ひとつひとつに

越山さんの想いが込められています。


全て片耳販売なので、

自分だけの組み合わせを

見つけて頂けたら幸せです。


是非ごらんくださいませ。


追記:

越山さんはお母様の影響を受け、

陶芸を始めたそうです。

陶器で作った『ポテチ』がいつか

FREEPARKにやってくると思いますので、

そちらも楽しみにしていただけると

とても嬉しいです。



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