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2022/08/30 17:00

ガラスの本質を追い求める作家、
岩本悠里さんのポップアップを
開催いたします。


期間は2022年9月1日~14日。


固く冷たいはずのガラスが

とろ~んと柔らかくみえたり、
温かみを感じさせてくれたり、
一瞬の時間を切り取っている作品が
ずらりと並びます。

見ているだけで元気になれる作品は
ガラス作家の岩本悠里さんが
富山県で作っています。


技法はガラスを高温の窯で溶かし、

スピード感を持って成形していく
ホットワーク。


ガラスとの対話を大切にしているという

岩本さんに早速お話をうかがいました。

岩本さんがガラスと出会ったのは
武蔵野美術大学工芸工業学科の
2年生の頃でした。


もともとはテキスタイルに

興味があったそうなのですが、
実際に学び始めると違和感がありました。


自分の興味が、

柄や色合わせなどグラフィカルな要素に
留まっていたことに気づき、
素材に対しての関心が浅かったと分かりました。


代わりに惹かれたのが

ガラスという素材でした。


透明の奥深さや

ガラスの形を借りて、色が自立すること
ツルツルとした触感など、
不思議な存在感に魅了されていきました。


そのままガラス専攻を選び、

大学時代は透明な作品制作に
没頭していました。


高温になった液体のガラスを

試行錯誤しながらカタチづくり、
ガラスの奥にさわれない世界があることに
気がつきました。


それはまるで透明の膜の中で

透明な生き物がうごめいているようで、
ガラスの素材の魅力を
またひとつ見つけた気がしました。

その後、4年生の夏から
フィンランドのアアルト大学大学院へ
交換留学をしました。


留学は大学入学以来、

目標にしていたことだったそうです。
高倍率の審査を通って実現しました。


その行動力とポジティブな思考には

素晴らしいものがあります。


これは、美術を始めた頃から好きだった

北欧のガラス作品を直に見られる
絶好のチャンスでした。


フィンランドでは、

デザイナーと職人それぞれが分業をして
ガラスの制作をしているそうです。


イッタラの有名なバードも

デザイナーであるオイバ・トイッカが
ガラスを吹いていないことは
意外と知られていないかもしれませんね。


実際に留学をしてみると、

岩本さんが好きな60年代~80年代の
北欧のガラス作品は今はもう
あまり作られていなかったそうです。


工房が減ってきたり、

デザインの流行りに合わせた変化を
肌で感じられたことは
とても貴重な体験になりました。


しかし、フィンランドガラスのような、

ガラスのナマの表情を生かす表現したい
という思いに変化はありませんでした。


「工房で接する熱いガラスは

 本来うねうねと元気に動いているのに
 世の中にあるのはシュッとしたり、
 シャキッとしたガラスばかり、
 そのギャップが気になってしまう」
そう、彼女は語ってくれました。

帰国して卒業制作の時期になり、
透明のガラスばかり使っていた作風に
変化が訪れます。


ガラスに色を付けることで、

テクスチャにイメージが乗るという
新しい発見がありました。


半透明のガラスは寒天やナタデココ、

黄色いものはフルーツのように見えたり、
時にビニールやプラスチックなどの
異素材に見えたり、
どんどんとイメージが広がりました。


卒業制作では

身体の中にある器官を表現し、
粘膜のようにちゅるちゅるとした
テクスチャの作品群を作りました。


そこで感じた

『冷たいはずのガラスを温かく感じた』
という経験は
岩本さんにとって
大きな感動となりました。

卒業後、
富山ガラス研究所に進学して
技術的なことを学び、
現在の作家活動へつながっています。


岩本さんの制作は

まず素材の魅力を
引き出すことから始まります。


ガラスの持つ特性や

『こんな表情ができたらいいな』
というようなイメージを出し、
どんな風に作ったらできるかの
作業計画をドローイングしていきます。


作品からは想像できないような

しっかりした計画のもと
制作されているのが意外です。


しかし、

ガラスという素材は
いつも思い通りの表情に
なってくれるわけではありません。


ときに

可愛くなかったり、
「わー、、、」と
声が出てしまうできだったり、
とんでもないモノができちゃったり、
計画通りに行かないことも
多々あります。


でもそれこそが『ガラス』であり、

良さのひとつでもあるのです。

もともとガラス作品は
高温で制作するため、
出来上がりから1晩かけて冷ましてから
窯出しします。


なので、

作品とは一定の距離感があるそうです。


あまりにも思いがけない作品が

出来てしまったときは、
もう少し距離をとる為に
岩本さん曰く『貝塚』と呼ぶところで
3ヶ月くらい眠らせるそうです。


そして、

時間が経ち改めて作品を見て、
「やっぱりいい」と思えたら
作品として発表するそうです。

彼女の作家としての信念は、


『自分の意志を70%、

 ガラスの意志を30%の割合で作ること』


ガラスからのメッセージを聞き、

素材自身のもつ良さを最大限引き出し、
作品にしています。


唯一無二のカタチの作品であり、

作品の中にガラスの魂がこもっています。


そのため、岩本さんの作品は

『買えるアート』と言えます。

岩本さんの作品には
『一緒に暮らす』
というテーマがあります。


高温でゆらゆら自由に動いているガラスには

エネルギーが詰まっているのです。


「おうちで一緒に暮らすことで、

 じわじわとガラスのエネルギーが
 部屋に放出される。
 そうやって、その方を少し元気にしたい」


そう彼女は願っています。


それはお守りのような気持ちにも似ています。

実際に岩本さんはお守りを見て
感銘を受けたことがあったそうです。
粘土をつぶしただけのようなお守りに
プリミティブな力を感じたそうです。


表現は違いますが、

ガラスという素材の持つ力を
カタチにすることで、
ガラスの意志や動いたり、垂れたり、
うねったりするエネルギーを
作品に仕上げています。


そうやって生まれた作品は

「元気玉」のように作用して欲しい
と彼女は話します。

岩本さんの作品の中には
異彩を放つ『チャッピーシリーズ』という
とてもアイキャッチなキャラクターがいます。


一目見ただけで

「可愛いー!」と言ってしまう
愛らしさがあるのですが、
誕生秘話をお聞きしました。


留学中に行ったロシアンマーケットで

偽物のチェブラーシカが大量に
並んでいるのを見たそうです。


本家のチェブラーシカとは

だいぶ違ったヤバイやつらだったそうです。
でも、そこには
それぞれ別の魂が宿っているようで
「いいなぁ」と思い、
myチェブラーシカを作ってみたいな
と思ったそうです。


作ってみたら、

やはりチェブラーシカとは
違うものが出来上がりました。
それが後の
チャッピーシリーズへと繋がりました。


出来上がったガラスの塊に

人格のようなものを感じることは
以前からあったそうで、
ガラスに見られているという
感覚を持つこともありました。
「そう感じるなら、
 本当に顔を描いてみよう」
と思いました。


そのため、

岩本さん的にはキャラクターを
作ろうと思っていた訳ではなかったそうです。


しかし、

目や口がついたものは
自立した生き物のように
ぐんぐん走って行ってしまい、
私の作品の象徴にまでなった。
その逞しさに驚いたと
彼女は話しています。


たくさんある作品の中の

1割程度の印象で覚えていただけたら
いいのかなと思います。


既に忙しく、
今後も忙しい岩本さんに
最後にメッセージをいただきました。


「お客様の感じたままに

 使ってもらえたらそれが一番です。
 以前購入してくださった方で、
 作品に名前をつけてくれた方もいらっしゃって
 一緒に暮らすというコンセプトが
 言わずとも伝わっていて嬉しいです。
 どの方からも、
 可愛がってくれていることが伝わってきて
 本当に有難いです。
 ぜひ楽しんで使ってください」


今後は大きなサイズの作品も

考えているようなので、
これからの活動がますます楽しみです。


今回のポップアップでは

ユニークな作品が揃いますので、
ぜひご覧くださいませ。


この機会に

『暮らしのパートナー』をおうちに迎え、
元気をもらってくださいませ!


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※2022年9月1日~14日期間限定のオンライン販売

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