新月、上弦の月、満月、下弦の月、
日ごとに少しずつ表情を変える月。
地球に寄り添い
時に神秘的な光で
わたしたちの世界を
優しく照らしてくれる。
Ablxs（アブラクサス）の
MOON EAU COLLECTIONは
そんな「月の満ち欠け」にあわせ、
毎日を心地よく過ごすための
新感覚フレグランスシリーズです。
Ablxs（アブラクサス）の代表であり
月詠み調香師であるChiyoさんは
「いろいろな⾃分がいていい。
やる気がある⾃分も、
ちょっと 魅惑的な⾃分も、
疲れて⼀⼈で いたい時の⾃分も…
どんな時の⾃分も⾃由に楽しみ、
丸ごと愛する フレグランスシリーズです」
と、ゆっくり話してくださりました。
2022年10月よりFREEPARKにて
取り扱いが始まった香水ブランド
『Ablxs（アブラクサス）』について、
Chiyoさんに伺ってみると、
どんどんその世界観に
引き込まれていきました。
Ablxs（アブラクサス）という
今までにはなかった切り口の香水は
知れば知れるほど奥深く、
香りの先にある世界に魅了されていきます。
どうか、ゆっくりとお読みくださいませ。
まずはじめに
Ablxs（アブラクサス）というブランド名にした
由来をお教えくださいませ。
アブラクサスは、光と闇の両面を持つ異端の神様の名前に由来しています。
一人の自分の中にも様々な側面があり、自分の中の多様性を認め、愛する手助けを香りやセッションを通して行なっています。
また、「アブラカタブラ」という魔法の呪文の元になった言葉でもあり、香りを纏うことによって魔法をかけられたように、違った自分に一瞬で変われる…そんなイメージから、このブランド名をつけました。
「アブラクサス」から
「アブラカタブラ」という言葉が
作られていたなんて初めて知りました！
確かにAblxsの香水を試したときに
一瞬で笑顔になったのは魔法だったんですね (^^)
そうすると次に気になるのが
月詠み調香師としてのChiyoさんについてです。
ブランドの立ち上げはいつですか？
2012年より活動しています。
すると、
それまでにいろいろと学ばれていたのでしょうか？
占星術やタロットカードなどの占いを
はじめたきっかけやChiyoさんが
ハマった魅力はどんなところですか？
占いを始めたのは20歳くらいの時です。当時住んでいた通りに突如クリスタルやカード、アロマを扱うお店ができ、気になって入ってみたことが始まりでした。当時は普通の会社員として働いていたのですが、悩みも多く、まずは自分の心の内面と向き合うためにカードや星の世界を探求していきました。
またカードの美しい絵柄や、神秘的な世界観に惹かれたこと、また何年勉強しても終わりのない学びの世界、という奥深さにハマっていったのだと思います。
そうだったんですね！
私も20代の社会人なりたての頃、
たくさん悩みがありました。
なんだが藁の中をもがくように
必死に仕事をしているばかりで、
Chiyoさんのように自分と向き合う
勇気もありませんでした。
Chiyoさんから感じる安心感は
しっかりと自分を知っていらっしゃるから
なんだと納得します。
それから、
タロットカードの絵柄の魅力は
すごくよくわかります。
じっと見ていると語りかけてくるような
そんな怖さも感じたことがあります。
何年も学び続けられる貪欲さは
調香師としてもつながってそうですね。
調香師としてはどのような経歴が
あるのでしょうか？
約10年前に調香の専門学校を卒業し、そこからフリーの調香師として活動しています。自身のブランドの他に、植物園の薔薇の香水や、ジュエリーブランドのフレグランスを手がけたりもしています。
また製品制作だけでなく、一般の方に香りづくりの魅力を感じていただけるような調香ワークショップや、香りを専門的に学びたい方向けの調香クラスも実施しています。
Ablxs以外にも多方面で活躍されて
いらっしゃるのですね！
個別のセッションも人気だと伺っています。
月詠み師と調香師の両方の知識が重なり、
MOON EAU COLLECTIONという
香水シリーズが誕生したのが
だんだん分かってきました。
では今度は
月の満ち欠けをテーマに香水を作ろうと思った
きっかけや思い入れなどもお教えいただけますか？
当時通っていたダンスのクラスで、月の女神は一人ではなく実は沢山いる、ということを教えてもらい、「月」の多面性、多様性にとても興味を持ちました。
また、長年携わってきた占いの世界でも「月」というのは、地球に一番近い惑星で、地球に様々な影響を与えていると云われています。日々姿を変える神秘性や、身近だけれどまだまだ知らない表情を持つ月を、香りを通して探求してみたいなと思い、表現し始めました。
えー！
Chiyoさん、ダンスをされるんですね。
とても落ち着いた静かな感じなので、
全然想像しておりませんでした。
でも、
人間が体を動かすことは自然なことであり
流動的なところに美しさがあります。
ダンスから月につながり、
Chiyoさんの占星術や調香師の先に
香水という表現があったのですね。
月を軸に香りを作っていく中で
こだわったところや大変だったことなどは
どんなところでしたか？
MOON EAU COLLECTIONは最初に新月、上弦の月、満月、下弦の月の４種類を同時発売しています。それぞれのフェーズの月の意味合いや、そこから導き出されるシーン、情景をいかに香りに落としこむか、またそれぞれの特徴を出し香りを嗅いだ際にガラッと違った気持ちになれるかにこだわりました。
まさに！
4種類の香りがそれぞれ個性があり、
全部が違うのに全部が繋がっているような
不思議な感じがしました。
さらに香りの種類を見て
パロサントが入っているのにも
びっくりしました。
実はFREEPARKでもパロサントを
扱っているのですが、
最近とても流行っているのです。
ただ、FREEPARKにあるのは香木そのもので、
まさか香水の香料にパロサントがあるのを
知りませんでした。
神聖な儀式で使われているパロサントですが、
香りの効果や作用などがあればお教えください。
その他にも珍しい香りが入ってるので、
スピリチュアルと香りの関係を
教えていただけると有難いです。
パロサントの香りの効果や作用は邪気を払い幸せを呼ぶと云われています。古代からシャーマンたちが治療や儀式に使ってきた、スモーキーでウッディな香りです。
スピリチュアルと香りの関係についてですが、Perfume（パフューム）という言葉の起源は、「香りを通して天と地を繋ぐ」という意味から由来しています。いにしえの時代から、神様へ祈りを捧げるために、また天空の大いなる感覚を地上におろし使うために香りという供物があったのだと思いを馳せると、とてもスピリチュアルなものであると感じることができるのではないかと思います。
『Perfume』という言葉自体に
スピリチュアルな連想ができるなんて！
Chiyoさんのお話は本当にためになります。
香りを楽しむとき、
一瞬ふわっとすることがあります。
目を閉じて、香りに集中すると
心が落ち着き癒されていきます。
普段は意識しておりませんでしたが、
香りは心を落ち着かせたり
精神的な平穏または刺激になることが
あるのですね！
Ablxs（アブラクサス）の魅力が
分かったところで、改めて特徴を
伺ってもいいでしょうか？
「物語性」を感じていただけるところだと思っています。ただ良い匂い、を作っているわけではなく、ひと嗅ぎするだけで情景が浮かぶような、『物語の語り手』として香りというツールを使って調香をしています。
それぞれのオーデトワレの物語と、それを身に纏ってくださる方の物語が共鳴した時、その方オリジナルの香りへと変化して楽しんでいただけたら嬉しく思います。
なるほど！
Ablxs（アブラクサス）が特別なのは
相手がいてこそ完結するからなのですね。
香水は使う人により
それぞれの香りに変化していきます。
いろんな条件が重なり合って
ひとつの香りが出来上がると考えると
人間の個性と同じようです。
Chiyoさんが思い描く未来には
どんな夢があるのでしょうか？
香りに纏わる小説を書いてみたいです。
わぁ～。
読みたいです！！！
たくさんの世界を知っている
Chiyoさんが描く小説の世界。
もう、わくわくしかありません。
今日はたっぷりと
お話を聞かせていただき、
本当にありがとうございました。
最後にお客様へメッセージをお願いします。
Ablxsの香りを通して、ご自身の様々な面を愛し、より魅力を放っていただける一助となりましたら嬉しいです。ぜひ、お気軽に店頭に香りをお試しにいらしてください。
Chiyoさんのお話を
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
Ablxs（アブラクサス）の
MOON EAU COLLECTIONは
新月、上弦の月、満月、下弦の月に加え
皆既日食がございます。
また10月25日に新作の
金星をテーマにした香りが発売されます。
それぞれの特徴については
オンラインストアでも
説明させていただいておりますので、
是非ご覧くださいませ。
香りをお試しいただけると
きっとお気に入りが見つかると思いますので、
ご来店いただける日を
心よりお待ちしております。
商品ページはこちらから＞＞＞
