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2023/05/24 17:39



400年続く伝統工芸
一瞬に命を懸ける職人技
唯一無二の形に合わせる技術
暮らしの中で移り行く経年変化


時に長く
時に短い
感じ方は違えど
生きるとは時間を歩むこと


時間の中にある奥深さを
閉じ込めたような作品が
haec(ハエク)の
新作ペーパーウェイトです。




haec(ハエク)の代表的な作品は
まるで光る石のような
真鍮で作られたお香立てです。


初めてご覧になられる方は
haecのお香立て誕生するまでのお話も
よかったらお読みくださいませ。


こちらから>>>


石の魅力は人の力の及ばぬ
自然と時間が作り出す造形美です。
唯一無二のカタチの中には
言葉で言い表せない美しさがあります。


haec(ハエク)はその石の魅力を
ペーパーウェイトとして発表しました。


ひとつ目は
真鍮に牛のヌメ革を施した
ペーパーウェイトです。




有機的な石のカタチの真鍮に
ぴったりとヌメ革を巻きつけるのは
とても時間のかかる作業になります。


ヌメ革にある個性は
使用箇所によって厚みが違ったり、
硬さが異なったりします。
ひとつひとつの特徴を活かし
丁寧に手縫いで真鍮の石に
巻き付けていきます。


そして、縫い合わさったところが
ちょうどいい取っ掛かりになります。


風合いのあるヌメ革と
ツルっとした真鍮のシャープさが
お互いを引き立て合い、
一見すると真逆の素材のようですが、
どちらも同様に経年変化を楽しめる点が
気持ちよく調和し、
バランスのいい作品に仕上がっています。




ふたつ目は
400年以上続く伝統工芸の
着色技術によって生み出された
ペーパーウェイトです。


仏像や歴史上の美術品を作るために
日本には着色職人が存在していました。
歴史ある技術を受け継いでいるのが
伝統工芸士という職人さんになります。


haecのペーパーウェイトを作るにあたり、
着色職人さんは自然にある石を研究し
どのようにしたらより自然な色に仕上がるか、
経験と試行錯誤を駆使しました。


数秒の違いにより、
仕上がりが異なってくるという
途方もない繊細に技術により誕生した色。


代々受け継がれてきた
伝統工芸の色(古代色)を使い、
自然の佇まいを表現したものとしての
着色がされています。


そのため、
「グレー」と呼ぶには申し訳ないほどの
奥深く空間を感じる色に仕上がりました。


着色の工程は、
まず金属への知識と経験を使った、
的確で丁寧な下処理の工程で
金属表面を荒らし、焼き入れ、
化学変化させる作業に始まります。


次に時間・温度・塗り方など
状況下で変化する
漆ベースの顔料や墨などを
繰り返し焼き付けていきます。


そして最後は
表情の深みをだす仕上げ塗り作業と
なります。


感覚と経験値を使って予測しながら
各々の条件下での都度調整を繰り返し、
安定させていく着色方法によって
ひとつひとつ手間をかけた色は、
剥がれにくくあまりに美しい仕上がりに
なっています。




haec(ハエク)のデザイナーが
古くから仏像や美術品に受け継がれる
伝統工芸の着色に惹かれたのは、
金属の経年変化と共に
味わいを増すことを前提とする
美意識があるからでした。


時のうつろいと侘び寂びを重んじた
色の奥から滲み出る古代色へのこだわり。
色を塗るとは一線を画した
繊細な仕事から生み出されています。


長く引き継がれてきた技術を
今の暮らしの中で引き継いでいく。
そんな価値をお部屋に置くのも
わびさびなのかもしれません。




haec(ハエク)のペーパーウェイトは
用途以上に存在感があります。


オブジェとして飾るとき
何と組み合わせるかを
楽しむこともできます。


窓をあける度に
手に触れることで
存在がより身近になり
愛着のあるアイテムになっていきます。


様々な時代や
自然の中にある時間、
小さな価値が詰まったひとつを
手にすることで
自分の時間と融合していく魅力を
是非お楽しみにくださいませ。




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