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2023/06/13 17:00



ドイツから『FAT LAVA』が

FREEPARKにやってきました。


『FAT LAVA(ファット ラバ)』と
呼ばれているフラワーベースは
目が釘付けになるほどの
個性が溢れた魅力的なデザインばかり。


最近再燃している
ミッドセンチュリーの人気に
合わせて是非知っておきたい
アイテムです。




歴史の順を追って説明すると、
まずは第二次世界大戦後に
ドイツが陶磁器産業の復興に
力を入れたのが始まりでした。


1950年代から1970年代の
主に西ドイツで栄えた陶磁器産業を
総称して『West German Art Pottery』
または『アートポタリー』とも
呼ばれていました。


ドイツにはバウハウス(美術学校)が
世界的に有名なようにアートに対する
基礎が根付いていました。
そのため、モノづくりとしての陶磁器が
流行れば流行るほど、斬新で挑戦的な
アート作品と呼べる陶磁器が
たくさん作られました。




そして、
1950年代後半~1960年代に誕生したのが
後に『FAT LAVA』としてカテゴライズされる
陶磁器の表現になります。


『FAT LAVA』という言葉が出来たのは
2006年に開催された、
その名も「FAT LAVA展」からです。


「FAT=肥えた」+「LAVA=溶岩」
それが『FAT LAVA』のはじまりです。


60年代~70年代の
ぽってりとした釉薬が
熔岩のように垂れたり流れたりして
仕上がった作品のことを
『FAT LAVA』と呼ぶようになりました。




基本的な製造方法は
ベースのフォルムを機械で作り、
その後釉薬を手仕事で塗ります。

ドイツで陶磁器産業の革命が
大成功した理由は機械的な量産と
手仕事における一点モノの価値を
両立出来たところではないかと推測します。


カタチをきちっと作り、
仕上げの表情に奥行きを持たせ、
作ったことに満足せず、
消費者の満足と利益を得る。


70年前のドイツの英知を
感じました。




『FAT LAVA』にはコレクターが
いるというのも納得します。


芸術品と呼べる作品を
自分の好みに合わせて集めるのは
なんとも言えない至福の時。


好きな花器を並べて
自分らしいインテリアを
楽しむことが出来ます。


赤のデザインが個性的な
Scheurich社のLoraは
コレクターの中でも
人気が高いそうです。


しかし、
『FAT LAVA』の魅力は
人気のモノを持っていることより
自分が気に入ったモノを持つことに
意味があるように思います。


Bay社、Jasba社、Jopeko社、
Scheurich社、Manfred Buchholz社、
Vest社、Roth社、Silberdistel社、、、
その他にもたくさんのメーカーが
それぞれの個性を表現しているので、
目で見て、手に取って、
自分との相性で選んでいただけたら幸いです。




『FAT LAVA』の花器はお花を入れずに
そのまま飾っておく方が多いようです。


それだけ作品そのものに
魅力があるから。


ヴィンテージデニムを愛でるように
アンティークの花瓶を見て
お酒を飲むのもよさそうです。


時代の作ったデザイン
時間を感じる存在感
ひとつのフラワーベースが纏う
唯一無二の価値を手にしてください。




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